熊本大学 生命資源研究・支援センター 動物資源開発研究部門
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マウス胚/精子の寄託依頼 寄託のメリット

 


 

CARDマウスバンクシステムの紹介ページは、こちらに移動しました。

2015/5/21

 

 



CARDマウスバンクの紹介動画(日本語版英語版)

胚/精子の凍結保存は無償で行います

 凍結保存についての依頼書類(PDFWORD)を作成して、プライマー・ポジティブコントロールと共に熊大CARDに郵送(FAX不可)。
なお、「CARD ENTRYシステム」からの入力・申込みも可能です(ご不明の場合は、本ページ下段に記載してある「問い合わせ先」へご連絡下さい)。
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 依頼書類(PDFWORD)・プライマー・ポジティブコントロールのチェックとマウス受け入れの準備を行い、O.K.であれば寄託者にお知らせ。
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 寄託者がマウス(遺伝子改変マウス等)をCARDへ配送。
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 CARDでは、それらマウスから精子および体外受精で得られた胚を凍結保存。
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 保存されたマウスに関するデータベースを逐次作成し、ホームページに掲載。

実際の手続きについて

1.マウス胚/精子の凍結保存依頼に必要な書類、プライマー等

 ○凍結保存依頼に必要な書類
 ┠依頼書類(PDFWORD
 ┃  ┠マウス胚・精子凍結保存依頼書
 ┃  ┠承諾書
 ┃  ┠遺伝子組換え生物等及び拡散防止措置の一覧表
 ┃  ┠プライマーとそのPCR 条件について
 ┃  ┗寄託マウスに関する情報
 ┃ 
 ┠病原微生物モニタリング検査結果(依頼者側で御用意ください)
 ┠代表的な論文
 ┃  →論文が未発表であれば不要です。発表後、ご連絡願います。
 ┗導入遺伝子の構造又は標的組換え遺伝子の構造の図 (依頼者側で作成ください)
    →ご送付いただく論文内に遺伝子の構造図がある場合は特に必要ありません。


 ○送付していただくプライマーとポジティブコントロール
 ┠プライマー 濃度:100p mol/μl(100μM) 量:0.1ml
 ┗ポジティブコントロール(genomic DNA or プラスミド)
当施設では、送付いただいたプライマーを用いてPCRを行い、凍結保存された胚が当該マウスであることを確認しています。依頼書類(PDFWORD)内の「プライマーとそのPCR条件について」の書類と、プライマー及びポジティブコントロール(室温輸送可)を、必ず同送していただくようお願いいたします。


2.マウスの輸送について
マウスの輸送については,こちらで業者に手配をいたします。

原則として、マウスの輸送は書類の受付順で行っております。書類のチェックと受け入れの準備がととのいましたらお知らせ致しますので、それまでに輸送箱の手配を依頼者側でお願い致します。輸送箱がない場合は、御連絡いただければこちらから輸送箱のみをお送りさせていただきます。
※輸送箱は、必ず覗き窓・金網付きのものをご使用下さい。梱包する際は、2〜3日分の餌・水を充分に入れてあげてください。
※リサイクルしたものでも構いませんが、クレア、チャールズリバー、SLCなどの動物業者が使っている輸送箱の使用をお願いいたします。

遺伝子改変マウスの授受が盛んになり、マウスを取り違えて輸送するという事故が世界中で多発しております。CARDへの寄託および有償バンクを利用され、胚・精子を凍結保存するためにお送りいただいた動物が遺伝子改変マウスではなく、ワイルドであったというケースも実際に起こっております。当センターにお送りいただくマウス、今一度、お確かめの上、くれぐれもお間違いのないようにお願い申し上げます。


手続きの詳細について


1.胚/精子の凍結保存について

(1)原則として、寄託者からCARDへのマウスの輸送費も含め、胚/精子の凍結保存に要する経費はCARDが負担します。

(2)CARDで胚/精子の凍結保存を行う系統は、遺伝子改変マウスを中心としますが、それ以外の突然変異マウスや野生マウス等、市販されていないマウスについても受け付けます。但し、系統は第三者への無条件供給が原則です。事情のある場合には条件付きで第三者へ供与可能なものも受け付けます。 いずれも、 マウス胚/精子凍結保存依頼書のほかに供与承諾書を必ず提出して頂きます。なお、条件付きで第三者へ供与する場合は、 凍結保存依頼書の 「CARDが第三者へ供与するときの条件」 の項目にその条件を明記して下さい。
また、遺伝子、遺伝子改変マウスなどの命名については、 遺伝子、対立遺伝子、突然変異の命名法に関する規則とガイドライン各種遺伝子の表示方法および種々の遺伝子を持つ系統の表示方法に従ってください。

なお、命名法について不明の点は、下記にアクセス・お問い合わせください。

  加藤秀樹
 浜松医科大学医学部附属動物実験施設
 431-3192 浜松市半田山1-20-1
 電話/ファクス: 053-435-2001
 Email :hidekik@hama-med.ac.jp

(3)CARDでは、寄託マウスのデータを CARD R-BASE上で公開します。 また、寄託マウスのデータをIMSR (International Mouse Strain Resources)へ転送し、 世界の研究者へ利用して頂きたいと考えています。「寄託いただいたマウスに関 するデータのIMSRへの転送について」をご理解されたうえで、データの転送の有無を 凍結保存依頼書に明記してください。

(4)寄託していただくマウスは、必ずしも病原微生物学的にクリーンなものである必要はありませんが、病原微生物モニタリング検査結果が有る場合は、ご送付下さい。

(5)遺伝子改変マウスからの胚や産子の作製実験についても、<組換えDNA実験計画書>の提出が必要ですので、<組換えDNA実験計画書作成のための情報>の「DNA供与体」、「DNAの種類」、「同定済みDNA実験に係供与DNA」および「備考」(もし特記事項があれば)の欄のみ、ご記入の上添付して下さい。

(6)遺伝子改変マウスについては、胚を凍結後、一部を融解、個体を作製して、当該マウスであるか否かの確認を行います。CARDでは改変された遺伝子の確認をPCRで行っておりますので「プライマーとそのPCR条件について」を作成し、プライマーおよびポジティブコントロールをご送付下さい。

(7)当該マウスが記載されている代表的な論文を1〜2編(各1部)添付してください。ない場合は、導入遺伝子の構造又は標的組換え遺伝子の構造の図を添付して下さい。

(8)凍結保存する系統のデータベースを作成する上で、その系統に関するいくつかの情報が必要となります。寄託マウスに関する情報についても、必ず明記の上添付して下さい。


2.胚/精子凍結保存の手順

上記の書類等を提出していただいた後、以下の手順で胚/精子の凍結を行います。

(1)マウスの配送
体外受精によって作製した2細胞期胚を凍結保存することを基本としますが、遺伝子改変マウスや突然変異マウスなどにおいては、精子の凍結保存も行います。配送頂くマウスは、雄:12週齢〜6ヶ月齢、雌:生後8〜12週齢の成熟前雌 のものとし、種々のケースにより、1系統につき以下の匹数をCARDへお送りください。
 1)遺伝子改変マウス
  a. ホモの胚を凍結保存する場合:ホモの雄5匹以上および雌20匹以上
   (両者間で体外受精を行い、胚を作出)
  b. ヘテロの胚を凍結保存する場合:雄(ホモあるいはヘテロ)5匹以上
   (同系統の市販の雌との間で体外受精を行い、胚を作出)
 2)その他のマウス:雄5匹以上および雌20匹以上
   (両者間で体外受精を行い、胚を作出)
上記以外の週齢及び匹数につきましては、御相談ください。

*体外受精率がきわめて低く多数の胚が得られなかった場合には、再度、同数のマウスを送っていただき、交配により胚を作出いたします。
new**なお、凍結胚・凍結精子でも寄託可能です(詳細は、下記へお問い合わせください)。

(2)凍結保存
 1)胚の凍結:作製した2細胞期胚を簡易ガラス化法により、1系統につき、200個以上(40個/チューブ X5)を凍結保存します。
 2)精子の凍結:精巣上体尾部より採取した精子をストロー法により、1系統につき、ストロー10本分の精子を凍結保存します。

(3)凍結胚の品質管理
   凍結胚の一部(40個、1チューブ)を融解、偽妊娠雌マウスへ移植することにより、産子への発生をチェックします。
   また、生後8週齢で病原微生物学的モニタリング検査を行います。
   なお、遺伝子改変マウスについては、DNAの解析を行い、当該マウスであることを確認します。当該マウスが含まれていなかった場合は、再度、遺伝子改変マウスの送付をお願いすることがあります。

(4)完了通知書の送付
   (3)の検査結果において、異常のないことを確認した後、完了通知書を寄託者に送付します。


お問い合わせ先

〒 860-0811 熊本市中央区本荘2-2-1 熊本大学動物資源開発研究部門胚凍結保存事務部
TEL :096-373-6575FAX :096-373-6566
Email :cardPhotokumamoto-u.ac.jp