マウス胚/精子の寄託依頼 寄託のメリット
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加藤秀樹 浜松医科大学医学部附属動物実験施設 431-3192 浜松市半田山1-20-1 電話/ファクス: 053-435-2001 Email :hidekik@hama-med.ac.jp |
(3)CARDでは、寄託マウスのデータを CARD R-BASE上で公開します。
また、寄託マウスのデータをIMSR (International Mouse Strain Resources)へ転送し、
世界の研究者へ利用して頂きたいと考えています。「寄託いただいたマウスに関
するデータのIMSRへの転送について」をご理解されたうえで、データの転送の有無を 凍結保存依頼書に明記してください。
(4)寄託していただくマウスは、必ずしも病原微生物学的にクリーンなものである必要はありませんが、病原微生物モニタリング検査結果が有る場合は、ご送付下さい。
(5)遺伝子改変マウスからの胚や産子の作製実験についても、<組換えDNA実験計画書>の提出が必要ですので、<組換えDNA実験計画書作成のための情報>の「DNA供与体」、「DNAの種類」、「同定済みDNA実験に係供与DNA」および「備考」(もし特記事項があれば)の欄のみ、ご記入の上添付して下さい。
(6)遺伝子改変マウスについては、胚を凍結後、一部を融解、個体を作製して、当該マウスであるか否かの確認を行います。CARDでは改変された遺伝子の確認をPCRで行っておりますので「プライマーとそのPCR条件について」を作成し、プライマーおよびポジティブコントロールをご送付下さい。
(7)当該マウスが記載されている代表的な論文を1〜2編(各1部)添付してください。ない場合は、導入遺伝子の構造又は標的組換え遺伝子の構造の図を添付して下さい。
(8)凍結保存する系統のデータベースを作成する上で、その系統に関するいくつかの情報が必要となります。寄託マウスに関する情報についても、必ず明記の上添付して下さい。
2.胚/精子凍結保存の手順
上記の書類等を提出していただいた後、以下の手順で胚/精子の凍結を行います。
(1)マウスの配送
体外受精によって作製した2細胞期胚を凍結保存することを基本としますが、遺伝子改変マウスや突然変異マウスなどにおいては、精子の凍結保存も行います。配送頂くマウスは、雄:12週齢〜6ヶ月齢、雌:生後6〜8週齢の成熟前雌
のものとし、種々のケースにより、1系統につき以下の匹数をCARDへお送りください。
1)遺伝子改変マウス
a. ホモの胚を凍結保存する場合:ホモの雄5匹以上および雌20匹以上
(両者間で体外受精を行い、胚を作出)
b. ヘテロの胚を凍結保存する場合:雄(ホモあるいはヘテロ)5匹以上
(同系統の市販の雌との間で体外受精を行い、胚を作出)
2)その他のマウス:雄5匹以上および雌20匹以上
(両者間で体外受精を行い、胚を作出)
上記以外の週齢及び匹数につきましては、御相談ください。
*体外受精率がきわめて低く多数の胚が得られなかった場合には、再度、同数のマウスを送っていただき、交配により胚を作出いたします。
**なお、凍結胚・凍結精子でも寄託可能です(詳細は、下記へお問い合わせください)。
(2)凍結保存
1)胚の凍結:作製した2細胞期胚を簡易ガラス化法により、1系統につき、200個以上(40個/チューブ X5)を凍結保存します。
2)精子の凍結:精巣上体尾部より採取した精子をストロー法により、1系統につき、ストロー10本分の精子を凍結保存します。
(3)凍結胚の品質管理
凍結胚の一部(40個、1チューブ)を融解、偽妊娠雌マウスへ移植することにより、産子への発生をチェックします。
また、生後8週齢で病原微生物学的モニタリング検査を行います。
なお、遺伝子改変マウスについては、DNAの解析を行い、当該マウスであることを確認します。当該マウスが含まれていなかった場合は、再度、遺伝子改変マウスの送付をお願いすることがあります。
(4)完了通知書の送付
(3)の検査結果において、異常のないことを確認した後、完了通知書を寄託者に送付します。