熊本大学 生命資源研究・支援センター 動物資源開発研究部門
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CARDの活動内容

設置目的:

生命科学分野の研究において組換えDNA技術は大きな変革をもたらし、抽象概念でしかなかった遺伝子を、ものとして取り扱えるようになった。そして、近年のヒトゲノムプロジェクトの進展により、遺伝子の構造解析は2003年までには終了するとの目処が立ち、遺伝子の機能解析の時代に入った。この遺伝子機能の解析において主役を演じているのが、遺伝子導入マウス(トランスジェニックマウス)や遺伝子破壊マウス(ノックアウトマウス)であるといって過言ではない。ここでは、遺伝子導入マウスと遺伝子破壊マウスを遺伝子改変マウスと総称する。この遺伝子改変マウス作製技術は、組換えDNA技術そのものに匹敵する ぐらい革命的なものであり、もはやそれを避けて通ることはできない必須の手段となりつつある。欧米では、テクニシャン制度の活用により、遺伝子改変マウスの作製はルーチン化しつつある。しかし、我が国では研究体制の違いから、十分に遺伝子改変マウスが活用されているとは言い難い。このため、生命科学研究においては、研究内容の質量とも引き離されつつあると言っても過言ではない。一方、生命科学研究における実験動物の有用性については言を待たないが、これまでは信頼しうる実験データを得るため、遺伝学的な品質の管理(遺伝学的モニタリング)、飼育環境のコントロール(環境モニタリング)、病原菌の感染の防御 (微生物学的モニタリング)に重点がおかれ、その研究と整備が行なわれていた。しかし、遺伝子改変マウスの爆発的な需要増加や、世界の研究者間でのやり取りの活発化とデータベース化が必要な時代となり、それに対応して従来の動物実験施設の役割も変遷させる必要が出てきた。以上から、従来存在した医学部附属動物実験施設と医学部附属遺伝発生医学研究施設トランスジェニック実験室を統合改組し、遺伝子改変マウスの作製、保存、供給、データベース構築に関連した技術の開発とその技術支援、これらを実施するために必要な飼育・管理設備を備え、従来の動物実験施設としての役割をも担うことを目的として、動物資源開発研究センター(CARD: Center for Animal Resources and Development)が平成10年4月に設置された。

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