共同研究

 熊本大学マウスバンクでは、生殖工学技術を応用したマウス繁殖等に関する以下のような問題解決を行っています。
 様々な分野の研究者との共同研究として、これらの支援活動を行っています。


マウスの作製

 公開マウスバンクに保存されているマウス ( R-BASE ) と研究者が作製したマウスをかけあわせる事で、新たなマウス系統を作製しています。
 現在進行中のプロジェクトです(2015年4月)。



マウスの清浄化

 病原微生物に汚染された他動物実験施設のマウスを、大量に清浄化いたしました。
 30系統以上のマウスの精巣上体尾部または凍結精子を熊本大学にお送りいただき、遺伝的背景が同じ系統の♀マウスから採取した卵子と体外受精を行いました。

 体外受精により得られた2細胞期胚をクリーンな仮親マウスに移植し、クリーンな子マウスを約600匹作製して共同研究者にお送りしました(2014年)。



マウスの繁殖

 妊娠に問題を抱えるマウスや自然交配できないマウスなどの繁殖を行ってきました。
  1. uPA-NOGマウス
    • 成果:
      uPA-NOGマウスは超免疫不全マウスであり様々な応用が期待されるが、雌が妊娠中に浮腫を呈し産子を効率的に作製することができない。
      しかし、体外受精して得られた胚を凍結保存しておき、融解した胚を別系統の健康な母マウスに移植する事で、問題無く子マウスを得る事が出来た。
    • 発表:
      場所:2011年 日本実験動物技術者協会 総会
      演題:体外受精・胚移植によるuPA-NOGマウスの増産
      演者:浦川ら
      詳細:http://jaeat2011.umin.jp/program/program.pdf

  2. dbホモマウス
    • 成果:
      dbホモマウスは、若週齢から肥満、過食および高血糖の状態を呈する突然変異系のインスリン非依存型(II型)糖尿病モデル動物であるが、自然交配では産子を効率的に作製することができなかった。
      しかし、今回の実験で、体外受精で得られた2細胞期胚を凍結保存し凍結胚から産子を作製可能である事を確認した。
      このことで、自然交配が難しい系統においても、凍結胚を大量にストックし一度に融解して移植することで日齢のそろった産子を大量に作製する事が可能であることが示唆された。
    • 発表:
      場所:2011年 日本実験動物学会総会
      演題:体外受精・胚移植を利用したdbホモマウスの効率的な増産
      演者:竹下ら
      詳細:http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/201102286182616797



成果

 これまでに共同研究によって得られた成果については、こちらをご参照ください。





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